現在製作中の「ウィッチャー」シーズン2の【2021年2月付:最新ニュース】をお届け。撮影状況やキャスティングの最新情報、さらにスピンオフドラマ『The Witcher: Blood Origin』やアニメ映画『ウィッチャー 狼の悪夢』の関連ニュースなどをまとめている。
■シーズン2の撮影はクリスマス休暇後から継続中
撮影はクリスマス休暇後に再開されている。現在、キャストとクルーは英国アーバーフィールドスタジオに集結し、監督のステファン・スージックとルイーズ・フーパーがそれぞれ担当するエピソードを撮影中だという。
主演のヘンリー・カヴィルは去年12月に足を痛め大事をとっていたが、無事復帰している。撮影前にリハビリをするため午前4時30分からスタートし、既にタイトなスケジュールをこなしていることを自身のInstagramでシェアしている。
■ゲラルトの愛馬ローチ、シーズン2は2代目が登場
ゲラルドの最も忠実な友であり相棒のローチは、その愛くるしさから何人ものファンの心を掴んだ。シーズン1を通してローチを演じたのは、本名『ゼウス』(♂)というハンガリーの種馬だ。現在調教師がハンガリーで活動しているため、ゼウスによるウィッチャーの旅は終わりを遂げたことが発表された。
シーズン2では2代目となる新しい馬がゲラルドの相棒となる。そしていつものように“ローチ”と名乗るだろう。
■クオリティの高い特殊効果に期待!多くのVFXスタジオが参加へ
ポストプロダクション(撮影後の作業)の期間を控え、映像の編集、補完作業など完成度の向上に期待が寄せられている。「ウィッチャー」に携わるビジュアルエフェクトスタジオのリストはシーズンを重ねるごとに増え続けているようだ。
▼ 新しく参加する制作会社
- 受賞歴のある、ロデオFX(『ゲーム・オブ・スローンズ』『ストレンジャー・シングス』『ファンタスティック・ビースト』『デッドプール』など)
- カナダのスタジオ、Mr. X (『ヴァイキング 〜海の覇者たち〜』『カーニバル・ロウ』など)
▼ シーズン1から続投する制作会社
- ジョージ・ルーカスが設立した、インダストリアル・ライト&マジック (『スター・ウォーズ』『マンダロリアン』など)
- The Third Floor (『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『イントゥ・ザ・ストーム』など)
- Cinesite
- One of Us
- Platige Image
- Clear Angle Studio
- Nviz
多くの有名スタジオが参戦することで、視聴者はこれまでにない視覚的スペクタクルを堪能することができるだろう。
■シーズン2ではヘンセルト王など人気キャラクターが登場!
シーズン2の撮影が終わりに近づいている今、Netflixは未だ重要な新キャラクターのキャスティングに関して沈黙を守っている。昨年11月、ライリアとリヴィアの女王メーヴを若手女優のレベッカ・ハンセンが演じるという報道以来の解禁となったのが、ケイドウェンのヘンセルト王だ。英国コーンウォールの俳優であるエドワード・ロウが演じるヘンセルト王は、しばしば戦争を煽る傾向と人種の平等に対する極端な見解を持ってることで、ゲームファンや小説ファンの間でよく知られている人物だ。そしてゲラルドが時に『王様というより盗賊のような男』と表現することもある。
また、シーズン2には、『ラスト・キングダム』出演のエド・バーチや、ジュリー・バークレイの出演が決定しているが、それぞれの役柄はまだ発表されていない。
■『ウィッチャー』の前日譚、「The Witcher: Blood Origin」ジョディ・ターナー=スミスが主演に決定!
2021年1月、Netflixは女優でモデルのジョディ・ターナー=スミス(『ナイトフライヤー』『ザ・ラストシップ』)が、『ウィッチャー』のスピンオフ・ドラマで主演を務めることを発表した。舞台は本編の1200年前。ターナー・スミスは、大陸での大罪により復讐と贖罪を求め剣の道に戻ることを余儀なくされる “女神の声に恵まれたエリート戦士”と称されるエイル役を演じる。このリミテッドシリーズでは、まさに初代ウィッチャーの創造を探ることが約束されているのだ。
その他のキャストは正式発表されていないが、『アクアマン』で知られるジェイソン・モモアがオファーを引き受けた情報が入っている。
■アニメ映画化される『ウィッチャー』の前日譚、「ウィッチャー 狼の悪夢」2021年配信!
2Dアニメ映画化は1年前に発表されたが、詳細は明らかになっていない。物語は、ゲラルドの師匠であるヴェセミルの若き日に焦点を当て、大陸に新たに出現した強大な脅威を描いている。
[Photo] ©︎ 1997-2021 Netflix,Inc.