Netflix×SONYが大型提携を拡大 ─2027年以降、劇場映画が世界同時で独占配信へ


Netflixとソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)が、映画業界に大きなインパクトを与える世界規模の独占配信契約を締結した。

2027年以降、ソニーの劇場公開作品は公開・VOD期間終了後、Netflixが世界共通の“最初の配信先(Pay-1)” となる。『スパイダーマン』『ゼルダの伝説』実写映画など、超大型IPが名を連ねる今回の契約の全貌を詳しく解説する。


Netflix × ソニー、提携がついに“世界規模”へ

これまでNetflixは、米国を中心にソニー映画のPay-1配信権を保有してきた。
スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』や『恋するプリテンダー』など、こうしたヒット作がNetflixに継続的にラインナップされてきたのは、両社の同契約によるものだ。

今回発表された新たな契約では、この枠組みを世界全体へ拡大

ソニーの劇場映画は、劇場公開およびデジタル販売・レンタル終了後、世界中でNetflixが独占的に配信する形となる。


Pay-1契約 とは?配信タイミングを整理しよう

当該契約は、複数年にわたる独占的なPay-1ライセンス契約にあたる。
Pay-1とは、映画が劇場公開を終え、VOD(レンタル・購入)期間を経た後、最初に配信されるサブスク枠を指す。

契約内容のポイントは以下の通りだ。

  • 劇場公開から約100日後にNetflixで配信開始
  • 配信期間はおよそ18ヶ月
  • 契約期間は2027年〜2032年の5年間
  • 地域ごとに既存契約の影響で開始時期が異なる場合あり

新作だけじゃない!過去作・TVシリーズも対象

今回の契約は、将来の劇場映画だけに留まらない。ソニーが誇る膨大な過去作の一部もNetflixで視聴可能になる見込みだ。

  • グローバルPay-1配信権(新作劇場映画)
  • ソニーのライブラリー作品(映画・テレビシリーズの一部)

これまで映画の配信権は国ごとに分断され、『米国はNetflixで、英国はPrime Videoで…』といった状況が一般的だった。

今回の契約により、『スパイダーマン』『ジュマンジ』『ゴーストバスターズ』などのソニー作品は、Netflixが世界共通の配信拠点となるのだ。


配信開始はいつ?完全グローバル化は2029年予定

新契約の展開は段階的に進められる。

  • 2026年後半から、地域ごとに順次スタート
  • 2029年初頭までに世界全域で完全適用

これは、2022年から続いていた米国・ドイツ・東南アジア限定契約を、さらに拡張する形となる。


Netflixに登場予定の注目タイトル一覧

視聴者が気になるのはどんな作品が追加されるのかだ。今回の契約で配信が確定しているタイトルには、超大型プロジェクトが名を連ねている。

『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』
 アカデミー賞受賞シリーズの完結編


『ゼルダの伝説』実写映画(2027年5月7日公開)
 任天堂の名作を実写化する話題作


『ザ・ビートルズ』4部作の伝記映画(2028年4月公開予定)
 サム・メンデス監督による野心的プロジェクト


『ナイチンゲール』(2027年公開予定)
 ダコタ&エル・ファニング姉妹主演のベストセラー原作映画


『Buds』(2027年公開予定)
 ソニー・ピクチャーズ・アニメーションの新作映画


Netflixは近年、ユニバーサル、MGM、20世紀スタジオなどとの契約も拡大しており、今回のソニーとの大型提携はその流れを決定づける一手と言えるだろう。

今後数年間、Netflixは名実ともに“ハリウッド映画の最大拠点”として、さらなる存在感を示していきそうだ。

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