米国軍隊組織“宇宙軍”の設立を任されたメンバーたちが繰り広げる職場コメディシリーズ「スペース・フォース」のミッション2がいよいよ始動!シーズン2が2022年2月18日に戻ってくる。
『ドント・ルック・アップ』以来、カオスな宇宙ミッションが恋しい人には朗報だ。新シーズンの宇宙軍は、もっとひどいものになり政治風刺を効かせた時事ネタも健在。シリアスな展開の中でもくすりと笑えるシーンが満載となっている。
■前作は…控えめにいって賛否両論
この物語は、2019年にドナルド・トランプが“第6の軍”として発足した『宇宙軍』をベースに製作されている。
シーズン1では、新設された宇宙軍を任され仕方なく指揮を執ることになった四つ星将官であるマーク・ネアードが、クセの強い科学者とともに月面基地の建設という一大ミッションに挑む姿が描かれた。
フィナーレになると、アメリカ国旗を汚した中国人宇宙飛行士へ報復命令が下されたが、マークは任務に背き拘束されてしまう。新たに指揮を取ったキック・グラバストン大将がチームを率いて中国基地を攻撃するが、時を同じくして中国側もまた米基地を攻撃していたのだった。現在両国は資源もなく出口もわからないまま月に取り残されたままである。
一方、謎の武装集団に連れ去られた反抗期の娘エリンを救うため、マークは拘束から逃げ出しヘリで救出に向かう。さらに、なぜか脱獄したマークの妻マギーと恋人のルイーズに再会し、みんなを乗せてヘリは離陸。
騒々しい大混乱の中、マークは宇宙軍本部に戻るか決断を迫られるところで幕は閉じた。
〜作品の評価〜
Netflixによると、「スペース・フォース」は配信開始から28日間で4000万人がチャンネルを合わせたと発表している。
シーズン1の評価は賛否両論だったが、同時期にリリースされたAmazonオリジナルドラマ『アップロード ~デジタルなあの世へようこそ~』よりは優れていた、というのが一致した意見だった。
また、映画評論サイトRottenTomatoesでは批評家のスコアが〈39%〉であるのに対し観客のスコアは〈75%〉と、批評家の警告を無視しより好意的な点数をつけている。ちなみにMetacriticでは49点、IMDbでは6.7点であった。
■合言葉は『1、2、3、宇宙軍魂!』どうなるシーズン2!!
ネアード大将と落ちこぼれチームは、難しい人間関係に対処しながら新政権に宇宙軍の存在価値を証明しなければならない。
果たして団結してやり遂げることができるのか、それともプレッシャーに負けてしまうのか…? 宇宙軍とは言え、彼らも人間なのだ。
月を目指す準備はOK?それでは、新シーズンのファーストルックをさっそく見てみましょう。
■落ちこぼれチーム再び団結!
メインキャストには、ネアード大将(スティーヴ・カレル)、マロリー博士(ジョン・マルコヴィッチ)、トニー(ベン・シュワルツ)、マークの娘エリン(ダイアナ・シルヴァーズ)、アリ(タウニー・ニューサム)、チャン博士(ジミー・O・ヤン)、マークの助手ブラッド(ドン・レイク)が続投。
さらに、マークの妻マギー演じるリサ・クドローも再登場する。
しかし、シーズン1の配信直前にフレッド・ウィラードが亡くなったため、マークの父親が戻ってこないのは非常に残念だ。
主演のスティーヴ・カレルはグレッグ・ダニエルズと共同で、脚本・製作総指揮を兼任。監督は全エピソードをケン・クワピス(『サンタクラリータ・ダイエット』『ザ・オフィス』『旅するジーンズと16歳の夏』)に引き継がれている。
Netflixオリジナルシリーズ「スペース・フォース」(原題:Space Force)のシーズン2は、2022年2月18日より配信開始。
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